サブノートPC - そうか、チャンドラが欲しかったのか

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このブログは基本「やったことのメモ書き」なので、こういった内容はブログの趣旨にそぐわないのだが、記録として書いておく。


筆者はつねづね「B5サイズで、十分な画面サイズ(当時は10.4" SVGAとしていた)、重量1kg以下で、バッテリーは最低2時間は持つ」ノートPCを希求している。
最近ではもう少し欲が出てきて

  • ディスプレイの解像度はできれば1920x1080(FHD)以上
  • Windows OS(各種開発環境がサポートされているため)
  • 各種開発環境が使えるある程度のCPUパワー、メモリーサイズ、ストレージサイズ

などが加わっている。


最近はUMPCが再興してきてなかなか楽しかったのだが、実際に使いだしてみるとやれ「キーボード配列が特殊すぎる」「赤ぽっちがあれば」などとなってしまった。
新しく発売されるUMPCも「UMPC」と言いながら7" -> 8.4" -> 8.9"と大型化してきている。
UMPCではないが、FXことChuwi Hi10 XRはキーボードサイズ、画面サイズとも申し分がない。
Chuwi Hi10 XRの大きさは262x162mm、つまりほぼB5ノート(252x179、本当のB5は257x182)サイズだ。
そこで思い出したのだが、このくらいのサイズ、つまりB5サイズのノートPCは「サブノート」と呼ばれていたのだ。


最近はすっかり死語になってしまっている「サブノート」、もともとはノートPCのサブカテゴリ―だった。
ノートPCはA4(297x210)もしくはレターサイズ(279.4x215.9)、画面サイズは13-15"で、可搬かつ生産活動が十分にできるPCであり、重さは1.5-2.0kgはあった。
一方サブノートPCは逸般人向け、機能をぎりぎりまでそぎ落とし、B5サイズに押し込んでいた、ただし値段はお高め。
「小さいのに高い」ー日本人としてはこの箱庭発想はアリなのだが、世の中的には無しだ。
ノートPCの値段が下がるにつれどんどん駆逐され、セントリーノと呼ばれるCPUとWiFiチップをセット売りしだしたあたりからほぼ見られなくなった。
その直後ぐらいに、インテルがLPIA(Low-Power Intel Architcture)の名のもとにAtomを売り出し、安いネットブックが出回りだした。
このAtomの使い道の一つがUMPCだったのだが、この辺りでサブノートPCは死亡。


そのサブノート全盛期に、逸般人マストアイテムだったのが、チャンドラだ。
ja.wikipedia.org
詳しいことはググって過去記事でも読んで頂きたいが、シリアルポート、PS/2にパラレルポート(FDD用)、VGAポート、PCMICIAスロットは3つ、赤外線ポート、USBとIOてんこ盛りだったのだ。
初代は8.4"のディスプレイ、二代目は9.2"のディスプレイを搭載している。
こんなことしたらバッテリー保たないよ・・・心配ご無用、バッテリーはビデオカメラ用のものを流用していて、しかも2個使いなのでホットで一個づつ入れ替え可能。
もちろん「赤ぽっち」採用。
いろいろな経緯から二代目はThinkPad 235として発売された、まさに「赤ぽっち」なのだ。
お値段、¥235,000-也
手が出ない値段ではなかったが、購入に至らなかったのはなぜだろうか。


筆者はまだ見ぬ理想の「サブノートPC」を追い求めている。