Chuwi MiniBook X レビュー - バッテリーどのくらい保つかな


某匿名掲示板に「全然バッテリー保たないよ」と書かれていたChuwi MiniBook X。
Atomだし、10"の筐体だし保つべえ。
#モバイルデバイスというのは、画面サイズが大きい方がバッテリー寿命設計が楽になる傾向があります
ということで、またしても測定してみた。


前回のOneMix 4と同様に、画面の輝度を150cd/m^2に設定してローカルなビデオ再生のバッテリー寿命を測定した。
測定に使用するのはご存じ、自分の故郷のロングショットであの伝説的なシリーズを終わらせた監督の「怪獣」が出てくる特撮映画だ。
今回もPowercfgの結果を使用した。
測定前に一度ほぼ0に近いところまで放電させてから、フル充電することでバッテリーゲージを較正させた。
そして注目の結果がこちら -


バッテリー容量はどのくらいなのだろう。
バッテリーゲージ上は28800mWhrとなっている。
こちらに新品をさっそく分解されている稀有な方がいらっしゃって、こちらでもtyp 7.6V x 3880mAhr = 28800mWhrとなっている。
リチウムイオンバッテリーなのでラミネートされていて分かりづらいが、電圧から考えて直列2セル、つまり2個 x typ 3.8V x 3880mAhrと思われる。
一方、こちらでも触れているがOneMix 4のバッテリー容量は3.85V x 10,000mAhr = 38500mWhrで、ローカルなビデオ再生のバッテリー寿命は約411分だ。
比較するとこのようになる。

バッテリー容量 ビデオ再生時間 ビデオ再生時の消費電力
OneMix 4 38500mWhr 6.85Hr 5.62W
MiniBook X 28800mWhr 4.05Hr 7.11W

なので、MiniBook Xの方が消費電力が大きい。
DCI-P3 95%相当のディスプレイは相当電力を食ってそうだ。


ということで結論、Chuwi MiniBook Xのバッテリーは、OneMix4ほどではないが、十分に保ちます(おいおいまたかい
#いつも言うが、バッテリーなんて2時間も保てば十分だ