ガジェット歴レビュー(2020年版)

今年の1月からノートPCの台数を削減したのだが、それに当たって過去のガジェット歴を何度か見返し、更新をした。
ここでもう一度振り返ってみようと思う。

デスクトップPC

デスクトップPCは初期のころから主に個人の文書作成、写真、音楽、映像などのデータ管理、ネット徘徊が主な用途だ。
デスクトップPCの更新歴は2007年にConroeの導入から極めて安定しており、ほぼ5年周期で更新している。
それで、なんの不自由もない。
敢えて言えば、最初のころはHDDが壊れ、その間にHDD/SSDの換装はしている。
近年ではメインSSD/ストレージHDDの2台体制で運用している(保存用データはUSB外付けHDDで対応)ので、いきなり寿命が来ないように気を付ける必要がありそうだ。

ノートPC(プライマリー)

ノートPCは、初期はこれがすべてのPC環境だったのだが、デスクトップを2007年に導入してからは主に音楽作成やソフト開発などの趣味プロジェクト、出先・お座敷でのネット徘徊が主な用途だ。
ノートPCはmacを導入する2009年までは派手に買い替えていた。
Mobile Pentiumからスタートして、CrusoeCentrinoと技術革新も華々しかった時代だ。
2008年にIntel macに移行してからは、2010年にPenrynモデル、2013年のHaswellモデル、2017年のKaby Lakeモデルと、ほぼデスクトップPC並みの更新間隔になった。
技術も枯れてきたし、市場の中心がスマホタブレットになったので、大きな技術革新もなくなったのも原因だ。
ブートキャンプでWindowsmacデュアルブートが可能、という夢のようなことができるようになったことおかげで、技術革新が収まってしまった一つの理由だ。

タブレット

こちらは2010年のiPadに始まり、2015年まではアツい市場だった、まさにdog year(s)だった。
筆者もIntelタブレット用のSOC開発に従事して、アメリカに移住させてもらえるほど、バブリーバブリーだった。
スマホに並ぶ10億台(1B)市場と言われたのもこのころだ。
iPadに始まり、iPad miniNexus 7など楽しませてもらった。
しかし・・・あっというまに縮んだ。
理由はいろいろあると思うのだが、書いたらMBAの論文にできるぐらいだろうから、もったいないから書かない。
結果は縮んだのだ。
AppleがProをいれようが、Penを入れようが、キーボードを入れようが、製品の性質が決まってしまい、あっという間もなく市場規模が固定されてしまった。
おそらく現在<300M/yearぐらいだろう。
筆者の端末更新頻度も1年 -> 2年とどんどん開いてきている。
端末更新頻度が開く = 技術革新がない、だ。
筆者はベッドサイドや出張時に電子書籍(主に漫画)を読んだり、スマホの画面では苦労するような作業をする老眼を助けるよい端末になっているのだが、このデバイスの将来は大変怪しい。

ノートPC(セカンダリー) = 2 in 1

筆者は2014年からいわゆる2 in 1に手を出しだした。
と言っても、360度ヒンジを利用したノートPC型ではなく、Surfaceの様なタブレットPC + 取り外し式薄型キーボードのものだ。
筆者のいわゆる社用PCもSuface Pro5である。
でもね、正直「広げてPC、畳んでタブレット」という便利なフォームファクターを使いこなすことは皆無で、「軽いしコンパクトだから使っていた」が正直なところ。
膝の上で使おうとすると、膝から落っこちるかお腹に閊えるかするのも難。
用途はプライマリーと禿しく重複。
ということで、個人のポートフォリオからは脱落。

UMPC

GPD Pocketに始まるUMPCの復興はなかなか楽し"かった"。
古のUMPCよりははるかに高いパフォーマンス、外付けキーボードやモニターを接続すれば、普通に使えるPC、しかも値段はお手頃(10万円以下)。
15年前なら夢のPC"だった"よ、最高"だった"よ。
だけど、メインのデスクトップPC、サブのノートPCを持っている筆者には、所有欲を満足する小さなPC、以外の何物でもない。
とりあえず全ソフト開発環境をぶち込んではあるものの、しばらく更新しないんじゃないかなぁ。