GPD Pocketがスリープさせて蓋を閉じると勝手に復帰してしまい、がんがんバッテリーを食ってお困りの貴兄に(解決編)

さて今まで、

と4度に渡って対策してきた、通称「スリープ死」問題。
しかし、それでも治らなかった筆者のGPD Pocket。
こいつは2台目で、一台目ではこんな不具合はなかったのに、なぜ?と思い、ハタと気が付いた。
nobu-macsuzuki.hatenablog.com
これ。
これのおかげで、キーボードやクリクリトラックパッドがディスプレイ側に当たり、USB HIDメッセージでGPD Pocketを起こしてしまうのを防いでいたのだ。
さっそく再度クッションをつけたところ、ぴたりとおさまった。
後で、上の変更も一つづつ戻してみよう。

GPD Pocketのホールセンサーをぬっころしてカバーを開いたときのアクションも無効にしたのに、スリープさせて蓋を閉じると勝手に復帰してしまい、がんがんバッテリーを食ってお困りの貴兄に

MSFTがアホやから、大事な設定をWindows Updateの度にどんどん隠す。

  • regeditを開き、"HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Power\PowerSettings\2E601130-5351-4d9d-8E04-252966BAD054\C36F0EB4-2988-4a70-8EEE-0884FC2C2433"の"Attribute"を2に変更する
  • 再起動
  • "コントロールパネル" -> "電源の管理" -> "プラン設定の編集"を開き、"詳細な電源設定の変更"を選択
  • "アイドル回復性"の下に、"IO一体化のタイムアウト"が現れるので、バッテリー駆動を"60000"(ミリ秒)に変更する
  • 再起動

これでいろいろなIOの割り込みの衝突で、GPD Pocketがスリープから復帰したまま戻れなくなるのが防げる。


英語キーボードのキーマップのカスタマイズ(Windows編)

こちらでも触れたとおり、筆者はかつてのADBキーボードでの日本語入力の習慣を引きずった変なキー配置を使用している。
日本語キーボードなら

  • "無変換"キーと"全角/半角"キーを入れ替え
  • "Caps Lock"キーと左"Ctrl"キーを入れ替え

この利点は日本語<->英語入力の切り替えが左親指でできるので、英語日本語交じりの文章が爆速で打てるようになること、Controlキーを使うコピー・ペーストのショートカットが爆速になることだ。


英語キーボードを使用するようになってからは魔改造になり、こんなことになっている。
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これは以下のようにして実現している。

  • まず、通常のWindows英語キーボード同様にAXキーボード配列にして、左"ALT"キーで"全角/半角"キーが代用できるようにする。
  • HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Keyboard Layoutにバイナリ値"Scancode Map"を追加する
  • 追加した"Scancode Map"に以下のバイナリ列を入力する

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弊害として、左親指付近に"ALT"キーがなくなってしまう。
筆者は、ALTキーを使ったショートカットはエクセルの"ALT" -> "E" -> "S" -> "V"(テキストのみ保持で貼り付け)と、"ALT" -> "F" -> "V"(オートフィルター)ぐらいしか使わないので、この魔改造でもなんとかなっている。

英語キーボードのMacBookをBoot Campした時にのキーマップのカスタマイズ


"自己責任"、"「転んでも一人で起きる」"の意味がわからない方は、以下の記載の事柄は適用しないように、お願いいたします。

さて、こちらで説明した通り、筆者はどのキーボードでも"Caps Lock"キーと左"Ctrl"キーを入れ替えて使っている。
Windowsで日本語キーボードを使用していた時には、頻繁に使用する"全角/半角"キーを使えるようにするために、"無変換"キーと"全角/半角"キーを入れ替えていた。
これをすると、ほとんどファンクションキーを使わずに、半角英語交じりの日本語を早く打てるようになる。
さらに英語キーボードWindowsで使用しているときには、

  • AXキーボード配列にして、左"ALT"キーで"全角/半角"キーが代用できるようにしたうえで、
  • 右"ALT"キーと左"ALT"キーを入れ替える

これで英語キーボードでも、ほぼ日本語キーボードの"変換"キーのある位置で、日本語入力と英語入力の切り替えができるようになった。
・・・他の人が筆者のキーボードを使えなくなる魔改造だ。


さてMacBookBoot CampしてWindowsで使用すると、"Command"キーが"Windows"キーになる。
つまり、筆者が"全角/半角"キーとして使用したいところに、"Windows"キーがあるわけだ。
むむむむむ・・・
何とかこうしたい。
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  • まず、通常のWindows英語キーボード同様にAXキーボード配列にして、左"ALT"キーで"全角/半角"キーが代用できるようにする。
  • HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Keyboard Layoutにバイナリ値"Scancode Map"を追加する
  • 追加した"Scancode Map"に以下のバイナリ列を入力する

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・・・魔改造だ。

氷解 - 英語キーボードへの移行(Apple ADB日本語キーボードの歴史)

筆者は昨年いわゆる日本語キーボードから英語キーボードへ移行した。
会社で支給されるPCが英語キーボードであるためだ。
以前使っていたPCはThinkPad X220で、この世代までは日本語キーボードへの換装は簡単だった。
裏側のねじを2つ外し、ちょちょいのちょいで変えることができたのだ。
しかし、昨今のアイソレーティッド・キーボードは表面のキーマット交換するような構造にはなっていなく、PCの裏ボディーを開け、バッテリー、マザーボードなどほぼ全てを外さなくては交換できない。
これを社用のPCでやるのにはリスクが高すぎる。
またこちら(米国)で入手できる安価なガジェットが英語気ボード配列なのも、移行を後押しした。


英語キーボードへの移行で最大の難点となるのが、特殊キーの配置だ。
日本語JIS配列では"@"は独立したキーで"P"の横にあるが、英語配列では"SHIFT" + "2"だ。
"("、")"の位置がずれているのは、ボディーブローのように効く。
しかし割りとスムーズに、一週間も掛からずになれてしまった。


はてなぜかしら?俺ってそんなに柔軟?と思っていたが、今日古いMacのキーボードを見ていてその疑問が氷解した。
筆者が初めて購入したMacはLC IIで、それに付属していたADB II キーボード。
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その後、きわめて悪い麻疹にかかり購入して使用していたII GSキーボード。
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そう、どちらもJIS配列ではないのだ。
筆者が覚えている限り、この直後にJIS配列準拠のADB II JIS キーボードが導入され、古いまかーは血眼になってオリジナルのADBキーボードも含めたこれらの非JIS日本語キーボードを探していた。
ちなみにこちらがそのADB II JISキーボード。
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つまり筆者は、Macを使いだした1992年からWindows移行を本格的にした2000年まで、ずっと英語配列Apple ADBキーボードを使っていたのだ。
それなら慣れるのも早いはずだ。


ちなみにII GSキーボードは"Ctr"lキーが"A"キーの左隣にある。
このため、Windowsでもずっと"Caps Lock"キーと、左"Ctrl"キーは配列を入れ替えて使っている。
今回英語キーボードMacを入手して気が付いたのが、Macのキーボードも"Caps Lock"キーが"A"キーの左隣にある。
英語キーボードでも、ADBキーボードとII GSキーボードは"Ctr"lキーが"A"キーの左隣、それ以降は"Caps Lock"キーが"A"キーの左隣なのだ。
こちらを見るとその遷移が分かる。
https://en.wikipedia.org/wiki/Apple_Keyboard

MacBook Air 13" Early 2014にBoot CampでWindows 10を導入

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"自己責任"、"「転んでも一人で起きる」"の意味がわからない方は、以下の記載の事柄は適用しないように、お願いいたします。
例によって免責条項を書いておく。


さて、Macを買ったらBoot CampだろうJK。
やることはこちらと全く変わらない。
大切なことなのでもう一度言うが、Mac OS X側のBoot Campアシスタントは、一番上の"Windows 7またはそれ以降のバージョンのインストールディスクを作成"しかうまくいかないのだ。
他は全部bad end
大切なことなので、スクショも残しておく。
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後はそのまま進めば、偉大なる王アップル様の思し召し、事は全てうまく運ぶ。
・・・と思いきや、Boot Campセットアップのウィンドウがつぶれてうまく表示できなかったので、一度終了してから、USBメモリから"setup.exe"を再度叩いたのはご愛敬だ。
Yellow Bangもなく、きれいなもんです、はい。
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