氷解 - 英語キーボードへの移行(Apple ADB日本語キーボードの歴史)

筆者は昨年いわゆる日本語キーボードから英語キーボードへ移行した。
会社で支給されるPCが英語キーボードであるためだ。
以前使っていたPCはThinkPad X220で、この世代までは日本語キーボードへの換装は簡単だった。
裏側のねじを2つ外し、ちょちょいのちょいで変えることができたのだ。
しかし、昨今のアイソレーティッド・キーボードは表面のキーマット交換するような構造にはなっていなく、PCの裏ボディーを開け、バッテリー、マザーボードなどほぼ全てを外さなくては交換できない。
これを社用のPCでやるのにはリスクが高すぎる。
またこちら(米国)で入手できる安価なガジェットが英語気ボード配列なのも、移行を後押しした。


英語キーボードへの移行で最大の難点となるのが、特殊キーの配置だ。
日本語JIS配列では"@"は独立したキーで"P"の横にあるが、英語配列では"SHIFT" + "2"だ。
"("、")"の位置がずれているのは、ボディーブローのように効く。
しかし割りとスムーズに、一週間も掛からずになれてしまった。


はてなぜかしら?俺ってそんなに柔軟?と思っていたが、今日古いMacのキーボードを見ていてその疑問が氷解した。
筆者が初めて購入したMacはLC IIで、それに付属していたADB II キーボード。
f:id:nobu_macsuzuki:20180203032829g:plain
その後、きわめて悪い麻疹にかかり購入して使用していたII GSキーボード。
f:id:nobu_macsuzuki:20120510113513j:plain
そう、どちらもJIS配列ではないのだ。
筆者が覚えている限り、この直後にJIS配列準拠のADB II JIS キーボードが導入され、古いまかーは血眼になってオリジナルのADBキーボードも含めたこれらの非JIS日本語キーボードを探していた。
ちなみにこちらがそのADB II JISキーボード。
f:id:nobu_macsuzuki:20180203033432j:plain
つまり筆者は、Macを使いだした1992年からWindows移行を本格的にした2000年まで、ずっと英語配列Apple ADBキーボードを使っていたのだ。
それなら慣れるのも早いはずだ。


ちなみにII GSキーボードは"Ctr"lキーが"A"キーの左隣にある。
このため、Windowsでもずっと"Caps Lock"キーと、左"Ctrl"キーは配列を入れ替えて使っている。
今回英語キーボードMacを入手して気が付いたのが、Macのキーボードも"Caps Lock"キーが"A"キーの左隣にある。
英語キーボードでも、ADBキーボードとII GSキーボードは"Ctr"lキーが"A"キーの左隣、それ以降は"Caps Lock"キーが"A"キーの左隣なのだ。
こちらを見るとその遷移が分かる。
https://en.wikipedia.org/wiki/Apple_Keyboard