テープやシールのノリを取る方法(ハードウッドの床、金属、プラスチックなど)

以下の方法は壁、床などにシミが残る可能性もあります。"自己責任"、"「転んでも一人で起きる」"の意味がわからない方は、以下の記載の事柄は適用しないように、お願いいたします。
いつも通り免責条項を書いておく。


現在我が家はリモデルの真っ最中。
業者さんが床や壁などに養生を貼って、作業中に傷がつかない、土足で出入りしても大丈夫なようにしてくれている。
その業者さんが、都合で1か月ほどお休みすることになり、年末に養生を外してくれた。
ガムテープに近い接着力の強いテープでとめてあったのだが、剥がしたあとにノリがびっちり床に残った。
スクレイパーでこすり取ってくれたのだが、べたべた張り付くくらい、びっちり床に残った。

さて、こんなときどうしたらいいの、助けてドラえもーん!

日本だと「小林製薬のテープ剥がし、これだけ」とかありそうだが、なんでも武骨なwe the people of the United States、そんなものはない。
そうするとアセトンやベンジンIPAなどの有機溶剤のお世話になるのがよさそうだが、色が抜けるんだよねぇ。
いろいろと検索すると、こちら版のKURE556、WD-40を掛けるとよいと。
え、つまり油でよいと。
いろいろと検索を続けると、植物性の油を浸透させると、接着剤が溶けてきれいに取れるとある。
つまり、キャノーラサラダ油だ。


さっそく天ぷら用の油をたらし、上からキッチンペーパで抑えて浸透しやすくして20分ほど放置。
ペーパを取って別のペーパでふき取ると、あらやだかなりとれるじゃない。
紙自身がべたべたなノリを引っ付けてくれるし、また軽いサンドペーパとしても作用してくれる。
ほとんどのところが1度できれいに、しつこいところだけ2回やったが、まぁきれいに取れました。
後はいわゆるキッチンワイプ(日本でいうところの、キッチン周りのクイックルワイパー、商品名クロロックス)で油をふき取る。
ノリはきれいにとれ、しかも表面はキャノーラサラダ油のおかげでワックスを掛けたようにピカピカ!

この方法、金属やプラスチック、我が家のようなラミネートのハードウッドなら問題なく適用できる。
大概の塗装なら植物油程度では解けないので、塗装してある木材や壁もこれでいける。
油が浸みる木材では油が浸透して変色することもあるので、小さな部位で一度試してシミが残らないか確認してから作業するとよい。

代替手段として「加熱して硬化させて取る」というのもあるようだが、これは次回チャレンジしてみよう。