Vaio Tap 11で「バッテリーが検出されません」

"自己責任"、"「転んでも一人で起きる」"の意味がわからない方は、以下の記載の事柄は適用しないように、お願いいたします。
例によって免責条項を書いておく、今回は"分解"を伴うため、本体を壊しかねないどころか感電の危険もある、当然メーカー保証外になるので、肝に銘じて頂きたい。


さてPentiumからCore i5に更新してますますVaioかわいいよVaio、なTap 11。
突然「バッテリーが検出されません」エラーが発生。
ドライバを削除してから再起動するも、直らず。
ググって見ると同様の症状でお困りの方もいらっしゃり、修理に出せれているケースが多い。
・・・在米でいまさらVaioの修理なぞ、修理期間が読めないので出せません。


さてこのエラー、バッテリーとの通信がうまくいかなくなるために起こる。
PCのバッテリーは携帯の電池よりはちょっとインテリジェントで、中に小さなマイコンが入っていて、充放電量や充電回数を記憶している。
通信不良はハードウェアの問題でも、ソフトウェアの問題でも起こる。
ハードウェアの問題なら修理に出すほかはない。
しかしソフトウェアの問題の問題なら、往々にして初期化、つまり一度外して再認識させると直ることが多い。
果たして、Vaio Tap 11を分解して、バッテリーを外してみる。
分解の方法は、こちらの通り。

今回はディスプレイ・タッチパネルのフレキも外して、ディスプレイ・タッチパネル部を完全に外してしまう。
バッテリーはネジ止めされているので、ネジは全て外す。

ここにつめがあるので、ここが最後に外れるようにコネクターに近い側から持ち上げれば、自然と外れる。

問題のバッテリーコネクタはここにあるので、これを外す。
然るに、ディスプレイ・タッチパネルのケーブルなどなどを仮組みして、一度バッテリーが外れた状態で起動する。
BIOSの起動からWindowsのブートにいたるに、いつもより若干時間がかかる。
しめしめ、バッテリーが外れたことを認識したようだ。
起動したら、シャットダウン。
先ほどの手順の逆でバッテリーを組み立て、ディスプレイ・タッチパネルのケーブルなどなども仮組みする。
再度起動、BIOSの起動からWindowsのブートにいたるに更に時間がかかる。
しめしめ、バッテリーを認識したようだ。
果たして、Windowsが起動した際に、正常にバッテリーを認識した。
残量は2%、過放電か?
いずれにせよ、再度シャットダウン。
仮組みの部分を全てきちっと組みなおし、ディスプレイ・タッチパネルもちゃんと組みなおし、ネジも締めて再起動。
晴れて正常に戻ったのであった。