ViirtualBoxでUbnutu9.10 on Windows XP(詳細)

世の中、仮想化ですよ、ということで、Sunから事実上x86プラットフォームならどのOS上でも、どのOSも仮想化しますよプラットフォーム、VirtualBoxが提供されている。
これを使用して、Windows XP上でUbuntu9.10を実行できる環境を作成した。

使用環境

事前準備

VirtualBoxの設定

  • まずVirtualBoxを起動し(初回起動時はユーザ登録を求められるので、そこは適宜対応)、新規のボタンを押す
  • ウィザードが始まるので、
    • "名前"は適当に"Ubuntu9.10"など、"オペレーティングシステム"は"Linux"、"バージョン"は"Ubuntu"に設定
    • "メインメモリーのサイズ"は、"512"MBなど適宜、筆者は"768"MBとした
    • "新規ハードディスクの作成"を選択し、
    • "固定サイズ"を選択、
    • "10GB"に設定、Ubuntuは最小2.6GB+メインメモリーと同サイズのswapで動作できるので、"5GB"でもいけるはず
  • ここで、HDDの割り当てが始まるので、しばし待つ
  • これで新しい仮想マシンができるので、次に設定をする、右側のペインに新しく作った仮想マシンの詳細が表示されているはずなので、
    • "システム"を選択し、"プロセッサ"タブから"プロセッサ数"を"2"に変更
    • "ディスプレイ"を選択し、ビデオメモリを"128"MBに設定
    • UbuntuのライブCDを光学ドライブにいれ、"ストレージ"を選択し、"IDEセカンダリマスター"を"ホストドライブ(光学ドライブ文字)"とする
  • ここまでできたら、"起動"ボタンを押すと、いよいよUbuntuの導入に入る

Ubuntuの導入

  • 何のことはなく、普通にネイティブで導入するのと同じである、パーティショナーが起動すると、先ほど作成した仮想マシン用のHDDのみが認識されているので、そこに導入する
  • いろいろ不便があるが、とりあえず再起動をして、最新のアップデートの導入まで済ませる、NICはホストOSのNICが仮想化ドライバにより使用できるようになっているため、ライブCDでの起動の段階から、インターネット接続が可能なはずである

Guest Additionsの導入

  • このままだとホストOSとの切り替えがシームレスでなく、また画面の解像度も800x600か640x480のみなので、仮想化カーネルモジュールを導入する、仮想マシンUbuntuを起動した状態で
    • 親ウィンドウの"デバイス"->"Guest Additionsのインストール"を選択
    • ホームスクリーンに仮想CDイメージが現れたら、端末を開き、以下の呪文を唱える


cd /media/cdrom0
sudo sh ./VBoxLinuxAdditions-x86.run

  • これでカーネルモジュールが導入される
  • 再起動後、親ウィンドウを最大化すれば、仮想マシンの画面の解像度もそれに合わせて変わる、その後、Ubuntuの"システム"->"設定"->"ディスプレイ"から適当な解像度を設定して、親ウィンドウの"仮想マシン"->"ゲストOSの画面を自動リサイズ"とすれば、親ウィンドウの大きさもUbuntuで設定した解像度に合う、筆者はこれで1024x768に設定している