N800について(その4)

このblogの題名通り、筆者は技術系サラリーマンなので、webブラウジングといえば、

  • 日々の業界ニュースのチェック
  • 標準の仕様や参照実装など、調べ物
  • 2ch

あたりが、主な用途・アクセス先になる。
特に業界のニュースは、以前は漏れなくチェックするのが難しく、時間もかかった。
痛勤時間が長いこともあり、なんとかその時間に出来ないかと、大分長い間思案し、いろいろ試行した。
一時期は、無料のニュースフラッシュメールサービスを購読していた。購読していれば、毎日メールを送ってきてくれるので、簡単ではあった。しかし、気になったニュースのリンクのみを保管して、後でチェックする、なんてことをし出そうとすると、大変具合がわるい代物であった。おまけに、開いたリンク先は提灯記事なんてことはザラである(ね、○○さん)。


いまは、RSSの時代である。blogも含めた各情報発信源が、自発的に"うち、こない新しいことありまっせ"と申告してくれるのである。これを使わない手はない。
N800には、専用のRSSアグリゲータが付いている。descriptionタグにも対応しているので、各サイトが記事の題名以外に要旨をRSSで発行してくれれば、それを読むこともできる。
各記事の項目から、その記事のサイトをwebブラウザで見ることもできる。
これは、大変便利である。
筆者は痛勤のため、毎日山手線を半周しているのだが、復路の半周30分の間に主要なニュースフラッシュをチェックして、必要であれば各記事サイトを閲覧することが可能になった。


さて、最近は以前ほどの過熱ぶりはないものの、Podcastというものがある。
webサイト経由で、(ストリームでないという意味で)スタティクな音声や動画を配信するものだ。
この配信情報は、RSSで提供されている。
つまりRSSアグリゲータは、Podcastを(買っちゃいないが)購読することができるのだ。iTuneばかりではないのである。
幸いN800の無線LANの速度は、十分に速い。
筆者は、まず朝起きるとN800を起動する。すると、N800は自動的に自宅のLANに接続し、購読しているRSSの情報をすべて更新する。当然購読しているPodcastの更新情報も手にはいる。そしてそのまま、"聞く日経"と"読売新聞Podcast"の当日の配信をダウンロードする。
この間、着替え・洗顔などをしながら、わずか10分。そして出勤準備完了となる。あとは痛勤電車の中で、それらのPodcastを聞きながら、ニュースを確認できる。
詳細とは言い難いものの、新聞よりもかなり広範な情報に、手のひら大のデバイスでアクセスできるのは、長距離痛勤者にはありがたい。


実は、同じようなことを無印ZERO3でも試したのだが、

  • 携帯電話によるパケット通信が、日本国内でしか使えない
  • 無線LANのスピードがお話にならない
  • descriptionタグに対応しているアグリゲータが(当時は)なかった(今も?)

など散々で、3日で手放した経緯がある。
そういった意味で、N800はインターネットアクセス端末としてよくこなれている。