余談

筆者の立場で考えると、音楽携帯電話は論外である。一個\10,000-20,000で1-2GB程度の容量、連続再生12hr以上の、ガム程度の小さなMP3プレーヤーが買えるのに、なんで携帯電話のバッテリー削ってまで、音楽を聴かなくてはならないのか?
ちなみに筆者は、"No music no life"である。他の方がアルコール・ニコチン・カフェインが必要な程度には、音楽が必要である。別に、音楽用途を敵視している訳では、ない。
そこから考えると、音楽携帯のマーケットは、

  • 携帯電話は情報伝達のための道具として必要ではあるが、必須のものではない(バッテリが切れても、まあいいか)、遠隔地との通信が必ずしも必要ではない
  • 専用デバイスに資金を回す余裕はない、もしくは携帯するに空間的な余裕がない、もしくはその方面に疎く、デバイスが選べない
  • しかし、音楽は携帯したい、すなわち外に出ている時間が長い

ということで、学生の方(金がない)、働いてはいるものの内勤中心で、携帯電話による通信は個人的なものが多い方&しかも都会の若いねぇちゃん、という図が浮かんでくる。都会の若いねぇちゃんという要素は、

  • 電車で移動する、だから暇つぶしが欲しい or 音楽を聴きながら仕事しても、文句は言われない
  • カバンが小さく、iPodを持ちたくない
  • PCは職場で使っているので、CDをリッピングしてAACに変換して、携帯電話に転送するのは、マニュアルに書いてあればできるけど、わざわざ電器屋まで行って、専用プレーヤーを買うほど、そっち方面には手を出したくない

などに因る。
これは、ワンセグ携帯電話に関しても言える。ただ学生の方は、ほとんどの場合、移動中にTVを見なくてはならないような拘束状態には、なかなかならないだろう。従ってより

  • 内勤中心で、携帯電話による通信は個人的なものが多い方
  • 電車通勤をしている

という、私同様、寂しい痛勤電車生活を強いられている方が、目に浮かぶ。