チュートリアル: Quadceptを使ってプリント基板を作る−部品を作るその2


"自己責任"、"「転んでも一人で起きる」"の意味がわからない方は、以下の記載の事柄は適用しないように、お願いいたします。
前回に引き続き、ロームのBD8306MUVを使ったバッテリー入力で動く3.3V電源の基板設計。
BD8306MUVのデータシートを見ると、参照回路図がのっているので、これに沿ってじゃんじゃん部品を作っていく。
今回は、昇圧、降圧回路には欠かせないコイルを作成する。


使われているコイルは東光のDE3518Cの4.7uHのものだ。
ところがところが、2016年に東光は村田製作所に買収されており、ネットでググってももうこの型番の製品は出てこないのだ。
ネットで丁寧に検索したところ、このコイルは村田製作所の1231AS-H-4R7M=P3になっていることが分かった。
では部品を作っていく。

シンボルを作る

シンボルに関しては、サンプルをそのまま利用するので今回は作成しない。

フットプリントを作る

前回と同様だ。
まず、"ファイル" -> "新規作成" -> "フットプリント"を選択。
まずパッドを作るのだが、今回は2個しない、簡単簡単。
データシートに従ってパッド形状を指定して、2個並べる。
お次は外形だ、これも前回同様。

あっという間に出来てしまった、すぐに保存。

部品の作成

あっという間にここまで来た。
"ファイル" -> "新規作成" -> "部品"を選択。
左の"シンボル一覧"のシンボルマークを選択して、"追加"ボタンを押す。
この選択画面は前回も見ているはずだが、今回は"Samples" -> "06_Symbol"を選択したら、検索ウィンドウに"L"と叩いてみる。

おお、あるじゃねぇか、すでに立派なLが。
これを選んで使うことにする。
お次は左の"シンボル一覧"のフットプリントマークを選択して、"追加"ボタンを押し、先ほど作ったフットプリントを選択。
最後に真ん中のペインから"属性"を選択して、"Digi-Key検索"ボタンを押す。
検索ウィンドウで、"1231AS-H-4R7M"を指定すると、目的のコイルが出てきた。
これを選択して、"OK"を押せば完成だ。

これで作業は完了、終わったら適当な名前(1231AS-H-4R7M=P3)で保存する。
いやぁ、らくちんらくちん。