Nexus 7 vs. Dell Venue 8 Pro

Windows8.1タブレットへの関心はまだまだ低いようだが、何人かは「Win8どう?」と聞いてくる。
Dell Venue 8 Proの出来はかなり良い。
質感もよい、早い、十分なパフォーマンスがある。
しかしこの時代、HWの出来を云々言っても何の意味もない。
何ができるか、特にappの出来がどうか、ということが全てだからだ。

そこで旧例に倣って、Nexus7との比較をしてみた。

項目 Nexus 7 Venue 8 Pro 備考
片手での持ちやすさ どちらもよいサイズ、7"、8"の差はあまり感じない
会社のメール、スケジュール確認 さすがWinodws、あっという間にExchangeに対応
Facebook 公式アプリ、buggyなのと新しいFeedを読んでも先頭にスクロールするショートカットがないのが残念
twitter twitterの公式Appはあまりにシンプルすぎて残念
地図 Venue 8 ProはIE経由だが、それが故にフルサービスでよい
RSSリーダー Feedlyはあまりよくない、Win8は複数Appを同時に表示できるので、Feedから実際のWeb siteの記事に飛ぶときに非常に見やすい
PDFリーダー Win8Adobe Readerは結構よい
マンガリーダー nyaluが結構よい
mind map × 誰か作ってぇな
手書き含むメモ帳 Venue 8 Proにはスタイラスがあるのが強み
2chリーダー × DesktopのJaneは使いものにならない、自分で作るか
動画再生 どちらもまぁまぁ
写真閲覧 どちらもまぁまぁ

Windows8.1は全般にappの成熟度がイマイチである。
しかし、ちょっと前まではRSSリーダーに不満があったのだが、今回見直してみると良い物が見つかった。
って一年前id:nobu_macsuzuki:20121219にNexus7について全く同じような感想を書いている。
何とか一周遅れまで追いついたというところか。


Windowsの強みはなんといっても開発の裾野の広さだろう。
WindowsストアアプリはC#JavaHTML5+CSSのどれでも開発ができる。
もちろんUIの作法、スレッディング、LINQXMLJSONなどなど学ばねばならないことは多いのだが、筆者のようなアマグラマでもちょっと勉強すれば身につく程度だ。
しかもリモートデバッグの必要がない、実機で書いて、ビルドしてテストまでできるのは、開発者として大変手軽だ。
MSFTがどこまで敷居を下げてくれるかにも依るが、appの選択肢の幅、成熟度などが追いつくのは時間の問題だろう。


問題は、"yet the other mobile OS"がiOSAndroidに次いで認められ、幅広い層に受けいれらるだけの何かが、「PCで長らくお世話になっております、Windowsでございます」以外にあるかどうかだろう。
全く以って、WindowsPhoneと同じ状況だ。