soundpeats t2購入

相変わらず全額自腹です(サンプル試供などいっさいありません)、ステマなしなしなし!


最近、Sennheiser MOMENTUM True Wireless 2を購入した。

こちらでも熱く語っている通り、ワイヤレスイヤホンはいまやドッグイヤーで、今年は両耳がつながっている物、次は完全分離、そして2ドライバとどんどん新しいものが出てきている。
今年のトレンドは"アクティブ・ノイズ・キャンセレーション"、(ANC)。
まぁ、蓋を開ければいつもの通り、チップメーカが陳腐化を防ぐために毎年新しい技術を導入するのだ。
このSennheiserのモデルも、下記で言及するSoundpeatsもQualcommのワイヤレスイヤホン用のチップを使っているので、同じようなものが出来上がる。


さて大枚はたいて購入したSennheiser MOMENTUM True Wireless 2、どうにも音が気に食わない。
低音はよく出ているのだが、なんかどんずまり、中音から高音が出ずにどうにも「鼻ずまり」したような音なのだ。
ちなみに筆者のお気に入りはソニーMDR-CD900STShure SE425。
この辺りになってくると、どうしても好みの音作り、というのも大きく左右する要素になるので、くれぐれもご注意いただきたい。


ということで、どうにもSennheiser MOMENTUM True Wireless 2が気に入らない。
これが3万円の音か?
ということで返品することにした。
代わりに購入したのがこちら。

何と価格は1/6。
音は・・・数段こっちの方が好みだわ。
ANCも同じような効きだし、もうこの5000円のワイヤレスイアホン、マンセー


このように、主要な技術革新が採用するチップ・プラットフォームで決まってしまうのが、ソニーや松下が没落した原因なのだ。
皆、自社開発チップで差別化を図ろうとするのだが、製品の陳腐化を防ぐための技術革新のスピードが速く、自社開発では追いつけない・損益分岐点を超えてしまうところに至るのだ。
プラットフォームメーカの標準チップを使いだした瞬間から、大きなジレンマが起こる。
自社差別化技術を押し込もうとすると、チップメーカの仕様そのままで出すOEMから遅れを取る。
差別化が十分なうちは良いが、プラットフォームメーカの技術革新が早く、すぐに差別化と呼んでいるものがミリもないものになってしまう。
そしてプラットフォームメーカは、少量メーカのための「差別化」のサポートを辞めてしまう。
はい、即死です。
こうやって既存のビッグネームOEMが死んで、プラットフォームをうまく使いこなせるメーカが大きな勢力になる。
Appleの事業はある意味先祖返りで、ひたすらプラットフォームメーカの標準チップに対する差別化を図っている。
いつまで続けられるか、ある意味息止めゲーム。


結論:Sennheiser MOMENTUM True Wireless 2買うぐらいならsoundpeats t2買いなさい!(何度も言いますが、全額自腹、ステマなし!)
たぶん、来年にはデュアル・ドライバー対応をするので、それまで待つのがいいと思うよ、マジで!