安めの廃人キーボード

ステマ提灯記事ではありません、各メーカからは一銭ももらってませんし、試供品もないです、全額自腹のとてもお財布に痛い投稿なのでちぇきら!

さてこちらで「キーボード逸般人」な話をしている。

筆者はもともとは「キーボード逸般人」ではなかった。
10年以上、元の職場から頂いた、富士通製のテンキーレスのキーボードを使っていた。
https://1.bp.blogspot.com/-1OVY8nenDhg/Xqgag_H5_GI/AAAAAAAANOo/1cJWMUw-NicpgH66p65MqLuGhj5gjBOGQCEwYBhgL/s320/FKB8744-501.JPG
もう手元にないので詳細は分からないのだが、おそらくメカニカルではなかったと思われる、かなりふにゃふにゃなキーボードだった。
そもそもメカニカルキーボードにそれほど執着もなかった。
唯一執着していたのはMacのキーボードで、Apple II GSキーボード、これはアルプス製のメカニカルキーボードだった。
https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/n/nobu_macsuzuki/20120510/20120510113513.jpg
これもメカニカルだから気に入って使っていたわけではなく、旧日本語キーボードの配列に近く、キーのデザインが良く、さらにコンパクトなので使っていたのだ。
師匠からIBM 101キーボードも拝領したのだが、当時は日本語キーボードしか使えなかったのと、重い・デカいで運用には至らなかった。


上記の富士通キーボードが長年の使用に耐えきれず、というかよるUSBの波に耐え切れず、ついにUSBへの移行を進めた。
おそらく2010年だったと思う。
その時にアキバのキーボードショップで買ったのがFILCOのメカニカルキーボード、日本語、ブラックサーフェース、テンキーレスだ。

これを公私にわたって使っていたのだが、職場で「カチャカチャうるさい」との苦情が出た。
幸い「静かなキーボードを会社の金で買っていいですよ」とのカバーもあったので、同僚から「これ、いいっすよ、一緒に買いましょう」との悪魔のささやきで買ったのがこれ。そう、東プレのリアルフォース、機械接点ですらない。
これに慣れだしたあたりから、安いキーボードが長時間は使えなくなってきた。
最低でもメカニカルキーボード。


しかし、お財布には上限がある。
リモートワークの昨今、複数のコンソール、複数のキーボードが必要で、それら全部にFlicoのメカニカル級以上のキーボードを購入することはできない。
一方、最近になってアマグラマからプログラマになりつつあるので、キーボード使用量はめきめき増えて、キーボードに妥協もできない。
幸いなことに2010年代に日本語キーボードから英語キーボードに移行したので、選択肢は増えた。
konozamaで購入できる、安いメカニカルキーボードをいろいろ試してみた。


まずよくあるのが「Cherry MXメカニカルスイッチ(茶軸、黒軸など)採用!」とすら謳っていないメカニカルキーボード。
例えばこんなやつ、

青軸?どこの?
キーはぐらぐら、カチャカチャいうだけで、もうドームキーボード級のぺにゃぺにゃな打鍵感、ダメです。
大よそ値段2000-5000円前後のは、値段で切ってしまってもよいくらいだめ。

じゃぁ、Cherry MXならいいかというと、そうでもない。
iKBCという中国ブランドがあって、値段もそこそこする(1万円前後)のがある。

打鍵感は悪くはないのだが、キーがふらふらしてどうにも打ちにくい。
iKBDではないがこれも同様。


いったい安くていいメカニカルキーボードなんてあるんかい?
あるんですよ、奥様、こちらです、「Ganss」。
同じく中国ブランド、しかも最近はkonozamaでは購入できない。
ものはこれ。
ja.aliexpress.com
このGanss、その筋では有名らしく、以前は独自ブランドも出していたようなのだが、今は有名ゲームキーボードメーカーブランドで出すようになったらしい。
なのでどれがGanss製か分からなくなってしまっているので、はっきり「Ganss製」「Cherry MXメカニカルスイッチ採用」を謳っていたら試しに買ってみるとよい。
打鍵感は限りなくFILCOに近く、若干キーのふらつきはあるものの、同じ価格帯の中国製と比べればはるかによい。
リアルフォースほどではないものの、ミスタッチがかなり減る。

と記事にするのに調べていたら、いまどきFILCOのキーボードは1万円+ぐらい、Real Forceですら2万円切るのかい。
今やGanssですら安くはないな。