DM42 2台目を購入

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例によってHP電卓の記事を投稿するとPVが減るのだが、好きなんだもんしょうがない。


SwissMicrosのDM42の2台目を購入した。
SwissMicros(https://www.swissmicros.com/)とは、どんどん不毛になるHP電卓業界において、何をトチ狂ったか2011年にHP電卓クローン制作会社として参入。
最初はとてもあり得ない、しかしHP電卓ファンにはたまらない、HP Voyageシリーズのカード電卓サイズのクローン、DM11/12/15/16をリリース。
nobu-macsuzuki.hatenablog.com
次にVoyageサイズのDM11L/12L/15L/16Lをリリース。
HP41CVのクローンになるDM41/41Lをリリース。
そしてついに2017年、HP-42Sのクローン、DM42をリリースしたのだ。


SwissMircosの素晴らしいところは、もちろんHP電卓のクローンを作ってくれるというクレージーなところもさることながら、ROMがいわゆるHP電卓のROMではないことだ。
なのでHP電卓のバグが治っている(いいのかそれで、本物の方?)。
このDM42については、iOSAndroidでも手に入るfree 42というHP-42SのエミュのROMが採用されている。
筆者はこのfree 42をほとんどの機器にインストールして使っている。
DM42はこのエミュが実機になったような感じだ。
チープな言い方をすると、ラズパイベースの中国製のゲームエミュレータコンソールみたいなもんだ。
もちろんリアルなキーがついているので、タッチパネルで叩くよりは数段使いやすく、間違いも少ない。


じゃ、なんで二台も?
左側は2018年の前半に購入した初期ロット、右側は今回購入した最新ロットだ。
1台目を購入して使ってみたのだが、めちゃめちゃキーが固い。
しかもかなり取りこぼす。
こりゃあかんと思ってSwissMicrosにメールしてみたところ、「ああああ、わかってるんだよ、念のためFW最新に更新して、あとばらしてキーマットをアルコールで拭いてみて。未だダメ?いやぁキー固すぎてさ、次のロットで修正する予定だから。そしたらまた買って。」
このたびまんまと2台目購入、まんまと。
この2台目、さすがにキーはデザイン修正されていて、普通な硬さ、入力の取りこぼしも全くなし。
若干Enterキーがバタつく(たぶんペコメンがスイッチが一つしか入ってないので、ど真ん中を押さないと右左に傾く)のだが、まぁOKな範囲。
さあこれで今日から・・・いや、せいぜい関数電卓としてしか使いません。

DM42 - 最も正確な電卓

DM42 - 最も正確な電卓

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