チュートリアル: Quadceptを使ってプリント基板を作る−回路図を書くその1


"自己責任"、"「転んでも一人で起きる」"の意味がわからない方は、以下の記載の事柄は適用しないように、お願いいたします。
前回に引き続き、ロームのBD8306MUVを使ったバッテリー入力で動く3.3V電源の基板設計。
今回はようやく回路を作るらしい作業、回路図を書く。
回路図のテンプレートを開き、部品をぶちまけ、どんどんつないでいけばよい。

回路図のテンプレートを開く

"ファイル" -> "新規作成" -> "回路図プロジェクト"を選択する。
回路図のテンプレートが開く。
シンボルやフットプリント作成と共通だが、図面がより大きい、マウスの操作を覚えておく。

  • 左クリック: 選択や配置、配線
  • スクロール: 拡大縮小
  • 右クリック: クリックしたままマウス移動で、画面のスクロール(上下左右)

部品を配置する

"回路図作成" -> "部品"を選択、開いたウィンドウで部品を選んで"OK"を押す。
左クリックで、配置だ。
これよりは、画面の右端にある部品のアイコンからやった方が早い。
アイコンを押すと、右のペインが部品ビューに変わるので、部品を選んで、下の"配置"ボタンを押す。
回路図上でマウス右クリックをすると部品の配置、"ESC"キーで終了だ。
どんどん、どんどん。

これで推奨回路図にある部品は全部ぶちまけた。

電源を配置する

電源やGNDのシンボルを配置する。
回路図上では、電源やGNDは実際の基板のように全てを接続する代わりに、シンボルを使って見た目上の接続をしておけばよい。
この方が回路図がすっきりする。
"回路図作成" -> "電源"を選択する。
ウィンドウが開くので、"Samples" -> "04_PowerSupply"を選ぶとサンプルのシンボルが選べる。
選んだら"OK"を押し、配置する。
配置して選択したら、右側のプロパティウィンドウの"文字"を書き換えて、所望の電源にする。

今回は入力電源の"VBAT"、出力電源の"3.3V"、そして"GND"を作成した。
一つづ作って、後は必要に応じてコピペだ。

配線する

配線はいたって簡単だ。

各シンボルのピンの端子(赤い□)になっている部分をクリックすると、配線開始。
目的となるシンボルのピンの端子、もしくは配線でクリックすると結線が完了する。
曲げたいときは曲げたい点でクリックすればよい。
部品はクリックして選択、あとは右クリックしたままマウスを動かせば移動開始。
移動開始したら、右クリックは離してよい。
目的の位置で右クリックすれば、再配置完了。

まずは1ピンと2ピンの周りが完了だ。
あとは、参照回路図を見ながらこれをひたすら繰り返していけばよい。

これで、参照回路図通りに結線ができた。