(再び)帰ってくるGPD Pocket

景気よく売っぱらったGPD Pocket。
どれいくらいって、もともとIndiegogoで$399ファンディングして入手したものが、ebayで>$500で売れてしまったくらい。
娘のiPad mini 2 16GBをmini 4 32GBにアップデートしたのだが、古いiPad miniを売っぱらった額 + GPD Pocketを売っぱらった差額でとんとんになった。
落札金額が新品を買える値段を越えたのにも関わらず落札してくださった方、ありがとう。


GPD Pocketを売り払った理由だが、「使い道がない」だった。
筆者は、買って試してみて合わない、使い道がないガジェットは売り払うことにしている。
GPD Pocketを購入した理由は、超小型開発環境が欲しかったためだ。
この「超小型開発環境」は、サイズはだいぶん大きいが、Surface Pro 4が満たしてくれていた。
そう、「サイズはだいぶん大きい」のだ。
一時はVaio Type Pを考えていたのだが、さすがにVaio Type Pは性能が劣るので手を出さずにいた。
同じくらいのものが最新のAtomであったら買おう、とずーーーっと待っていたところにGPD Pocketが出たのだ。
しかしてこの両者の比較の結果は-Surface Pro 4の勝利に終わった。
最新の開発環境は、マルチペインのUIで、画面が大きくないとどうにもならない部分が多いのだ。
加えて、こちらも大きな画面に慣れすぎた。
たとえコンソールでの開発でも、横にブラウザを開きリファレンスを見ながらコーディング、2画面ならいうことなし。
こんな贅沢に慣れてしまった体に、画面対角7"の物理寸法はあまりに小さすぎた。

他の方はどうなのか、ブログなどを見てみた。
面白いように「使い道がない」がないようだ。
GPD Pocketに手を出すような人は、すでにだいぶんなモバイル環境をお持ちで、GPD Pocketは「帯に短し、たすきにも短し」なのだ。
しかし手離す人は少ない。
それも分かる。
GPD Pocketはなかなか出来もよく、GPD PocketかわいいよGPD Pocket、というほどではないが、持っていたくなるガジェットだ。
HP電卓はコレクションアイテム化しているが、それとは明らかに違う。
もしGPD Pocketに似たような、しかしより魅力的な何かが出てきたら、買い換えてしまうような品物だ。
現在はそんなものは存在しない。
Gemini PDA?
いや、あれはアンドロイド。
Andorid OSで横向き画面では、BlackBerry KEYoneかわいいよKEYoneに全く及ばないなのは目に見えている。


ということで、GPD Pocket再度購入決定、ぽちっとな。