Minnowboard MAX事始め


また新しいフィジカルコンピューティングプラットフォーム。
Minnowboard MAXとは、インテルAtom搭載でRasberry Piの対抗となるプラットフォームだ。
22nmのAtom、いわゆるSilvermontのデュアルコアで、かなりパワフルだ(ろう)。
これがRasberry Piと並んで、Windows 10 IoT Coreの参照プラットフォームになったので、早速入手した。


入手して最初にやるべきことが、FWのアップデートだ。
恐ろしいことに、さすインテルプラットフォーム、この小さいなりでUEFIが走るのだ。
なので、UEFI shellでFWを更新できる。
まず、一度起動して現在のFWのバージョンを確認する。
Micro HDのコネクタが付いているので、PCモニタに直接接続できる。
USBキーボードも挿したら、5Vの電源(別売、筆者はすでに持っていた物を流用)を挿す。

UEFI shellで"exit"と叩けば見慣れたBIOSセッティングメニューが現れる。

現在のFWバージョンは左上3行目にある"X64.0080.R01"、つまり64bit版の0.80だ。
インテルのサイトから最新のFWがダウンロードできる。
このポストを書いている時点での最新は0.83なので、これの64bit、release版をダウンロードする。
これを解凍し、下記のファイルをmicro SDのルートにコピーする。

電源を一度落とし、micro SDを挿したら、再度電源を投入。

画面上の"Mapping Table"で、micro SDが"fs0"にマッピングされているのが分かる。
後はUEFI shellでfs0のルートに移動した後、


MinnowBoard.MAX.FirmwareUpdateX64.efi MinnowBoard.MAX.X64.083.R01.bin
とすれば、再起動後しばらく待てばFWの更新が完了する。