Altera DE0事始めその3

プロジェクトの作成フロー

  1. Quartus IIを開く
  2. "File" -> "New Project Wizard"でプロジェクト作成ウィザードを開始
  3. "Introduction"は何もせず"Next"を押す
  4. "Directory, ..."は"
    1. "What is the working directory..."でワーキングディレクトリを指定、筆者はDocument直下に"Quartus"フォルダを作ってあるので、その下に各プロジェクトを作成、今回は"_3bit_full_addder"
    2. "Whats is the name of this project"と"What is the name of the top-level design..."は特別なことがない限り同じにする、更にワーキングディレクトリ名と同じにしておくと便利、module名は数字からスタートできないので、アンダースコアーを使うのは常套手段
  5. "Add Files"、他のプロジェクトの資産をリユースする場合は、ここでプロジェクトに追加する
  6. "Family & Device Setting"、EP3C16F484C6を指定、意味はEP3C16: DE0で使われているCyclone IIIの型番、484:ピン数、"C6":スピードグレード
  7. "EDA Tool Settings"、"Simulation"で"ModelSim-Altera"、フォーマットを"Verilog HDL"で指定

次にトップモジュールのVerilogファイルを作成

  1. "File" -> "New"でVerilog HDLを指定する
  2. 書く
  3. 保存する、初回に保存する際に(トップモジュール)+".v"で保存するファイル保存ウィンドウが出るので、そのまま保存する


次にテストベンチを作成

  1. コンパイルする、誤りがあれば修正する
  2. "Processing" -> "Start" -> "Start Test Bench Template"を選択する、これでワーキングディレクトリ下の"simulation\modelsim"フォルダに、"トップモジュール"+".vt"のテストベンチモジュールが作成される
  3. "Project Navigator"のHierarchyビューで、プロジェクトのトップを右クリックし、"Setting"を選択する
  4. "EDA Tool Settins" -> "Simulation"を選択し
    1. "Tool Name"で"ModelSim-Altera"を選択
    2. "EDA Netlist Writer setting"で"Verilog HDML"を選択
    3. "NativeLink setting"で、"Compile test bench"を選択し、"Test Benches..."ボタンを押す
      1. "Test Benches"メニューで"New..."を選択
        1. "Test bench and simulation files"の"File name"の横のファイル選択ボタンを押し、上記で作成したテストベンチファイルを選択する
        2. 横の"Add"ボタンを押して、テストベンチとして追加する
        3. "Test bench name"でトップモジュール名を入力する
  5. 上記のサブメニューを全て"OK"で抜ける

次にRTLシミュレーションに入る

  1. Quartus IIでRTLシミュレーションを実行する、ModelSim Alteraが上記で作成したテストベンチプロジェクトを開く
  2. "Library"から"work" -> 現在のプロジェクトのテストベンチ("(トップモジュール名)_vlg_test"がデフォルト名)を右クリックし、"Editを選択"
  3. テストベンチを書く、テストベンチ用のモジュールは上記で作成されているので、テストベクトルを書くだけ
  4. 保存する
  5. テストベンチを右クリックし、"Recompile"を選択、問題なく終わったら"Simulation"を選択
  6. "Object"ウィンドウから必要な信号を突かんで、"Wave"ウィンドウにドロップする
  7. "Transcript"で、"run -all"とすれば全てのテストベンチを実行する、もし時間を区切りたい場合には"run xns"のように時間指定する

最後にJTAGモードでDE0に書き込む

  1. Quartus IIから"Programmer"を実行する
  2. DE0をUSBに接続し、電源を入れる
  3. "Hardware Setup..."ボタンを押して、"USB-Blaster"を選択して、"Close"を押す
  4. もし書き込むファイルが選択されていなければ、"Add File..."ボタンを押して、ワーキングディレクトリ下の"output_files"の下にある、"(トップモジュール名).sof"を選択する
  5. "Start"ボタンを押して書き込む