ThinkPad 8でUSB使いながら充電トライアル(いまのところ、ダメだこりゃ)

組み合わせ 動作 備考
純正US3Bケーブル + 純正充電器 -
純正USB3ケーブル + USB充電器 -
純正USB3ケーブル + USB A-A 変換器 + USBマウス × マウス認識されず
USB3ケーブル + 純正充電器 -
USB3ケーブル + USB充電器 -
USB3ケーブル + USB A-A 変換器 + USBマウス × マウス認識されず
microUSBケーブル + 純正充電器 -
microUSBケーブル + USB充電器 -
microUSBケーブル + USB A-A 変換器 + USBマウス × マウス認識されず
USB3 OTGケーブル + 純正充電器 × 充電アイコンにならない
USB3 OTGケーブル + USB充電器 × 充電アイコンにならない
USB3 OTGケーブル + USBマウス -
microUSB OTGケーブル + 純正充電器 × 充電アイコンにならない
microUSB OTGケーブル + USB充電器 × 充電アイコンにならない
microUSB OTGケーブル + USBマウス -

つまり、ThinkPad 8は厳密にID端子をモニタしているのだ。


USB micro BコネクタはUSB OTGに対応している。
USB OTGはUSB2.0aから入った仕様で、USB mini/micro BコネクタをUSBホストとUSBターゲットデバイスで両用するものだ。
USBホストとはPCなど、ターゲットデバイスはキーボードやマウス、ストレージなどだ。
USB OTGに対応するデバイス、例えばNexus 7などは、PCにつなげばUSBターゲットデバイスとしてPCからNexus 7の内部ストレージを読み書きしたり、USBメモリーををつなげばUSBホストとしてその内容を読み書きしたりすることができる。
この仕様では、厳密にはUSB mini/micro BコネクタのIDピンをオープンにするとUSBターゲットデバイスに、GNDにショートすればホストとして動作するようになっている。


Dell Venue 8 Proでは、大変乱暴なことなのだが、USB micro B - Aオス、つまりDell Venue 8 ProをUSBターゲットデバイスとして動作させるケーブルにUSB A-A 変換器をつけて、強引にUSBターゲットデバイスをつなぐと、USBホストとして動作してしまったのだ。
図式としては、本当ならUSBターゲットデバイス同士をつなげてしまったので動作しなくてもおかしくはないのだが、Dell Venue 8 Proが融通を利かしてUSB ホストになってくれたのだ。
USBの仕様に完全には準拠していないのだが、おそらくUSB D+ D-を定期的にポーリングしてUSBターゲットデバイスの接続を確認しているのだろう。


一方でThinkPad 8はこのID端子を厳密に見ているようだ。
なので、ID端子がGNDに落ちているmicroUSB OTGケーブルではUSBホストとして動作して、マウスの入力を受け付ける。
一方で、ID端子がオープンなmicroUSBケーブルではUSBターゲットデバイスとなり、充電を受け付ける。
・・・
ダメじゃん、充電しながらUSB使えないじゃん。
・・・
あ、でも給電ぐらいしているのかな?試してみよう。

(追記 on 20140319) 例の三又ケーブルで給電できるかを試してみた。ケーブルを接続してバッテリー残量24%で映画を再生しだしたところ、1hr+後に6%まで減った。ダメだこりゃ。
(追記 on 20140909) 純正のUSB3 Yケーブルなるものが発売され、充電しながらUSBを使用できるようになった、詳細はこちらをご覧頂きたい。