運転免許取得への道−その1

さてさて、次は運転免許である。
日本と同様、運転免許証はいろいろなところでIDとして使用される。
これは、米国では運転免許証がSocial Security Number(SSN、社会保障や納税などに紐付く)と住所を紐付いた、公的機関の発行する証になるためだ。
運転免許取得に必要なものは以下の通りである。

  • 有効なI-94、これには有効なパスポート、およびビサが紐付くことになる
  • 住所の証明、これは電気、ガスなど公共サービスの請求書で当てられる
  • 運転免許申請書、これはDepartment of Motor Vehicle(DMV)で入手できる
  • SSN、Social Security Card(SSC)に書かれている、後述
  • こちらでの運転知識
  • 金、後述

ここで、若干問題発生。
SSCが届かないのである。
通常であれば、申請して10営業日以内に届くはずなのだが、1ヶ月経っても届かない。
申請から4週間(20営業日)経ったところで、Social Security Administrationを再度訪問して、番号をゲット、カードを再送してもらうことを約束してもらう。
#しかし、このブログを書いている時点で、まだ届いていないのだ。


こちらでの運転知識だが、大まかには一緒だが、いろいろと細かいことが異なる。
大きいところから説明すると

  • 右側通行
  • 信号が赤でも、断りがない限り、道をきちんと譲れば(yiledと英語では言う)右折はしてもよい、この場合の右折は優先順位が最下位になるので十分注意が必要
  • 信号が赤でも、ある条件化では左折もしてもよい、これも上記右折同
  • 信号のない交差点で、全ての道路が一時停止の場合がある(日本のように、信号のない交差点で優先・非優先がある場合もある)、右方優先かつFirst comes first goesだ、実際に走ってみると分かるが日本のようにブッこんでくんで夜露死苦!なことはなく、むしろ譲りあいになる
  • 白線は車線変更非推奨、二重白線は車線変更禁止
  • 車間距離は推奨2-4秒(日本のような、速度ごとに異なる制動車間距離を取れというような、覚えるのが大変&測定の難しい規則ではない)
  • 踏み切りは一時停止しない(すると追突される可能性大)
  • 学校周りでは、学校開校時間は速度規制
  • スクールバスなどが停車したら、後続・対向車は停車
  • バスが発車したら、絶対に道を譲る

当然だが、重さはポンド、長さはフィート表示のルールなので、それらも覚えなくてはならない。
DMVに行くと、Drivers Manualものを無料で配布しているので、これを覚えるのだ。
しかし、そこは合理的な米国。
DMV自ら、ヤマを出してくれるし、いろいろなサイトが練習問題を提供してくれる。
筆者の場合は、Drivers Manualを通読した後、これらのサイトを使って要点を復習した。


果たして試験である。
まずは学科試験に合格する必要がある。
筆者の住んでいる州では、学科試験の受験料は$5であった。
学科試験は、筆者の住んでいる州では35問に対して正答率80%で合格である。
しかも、全部回答する必要はなく、28問正答した時点で合格、もしくは9問誤答した失格である。
試験はタッチパネルを使った4択で、回答してその場で正誤が分かるのである。
しかも、必須の問題以外は、パスできるのだ。
答えに自信のない問題の場合でも、必須でなければパスして、次の問題に進める。
ちょっと、甘くねぇ?
まぁ、おかげで学科は29問で合格(つまり1問誤答)できたので、良しとしてやろう。