iPadとの生活終了

なかなか仕事をするツールとしても使えたiPadであるが、転職と同時にほぼ使わなくなってしまった。
以前の会社ではPCの利用にいろいろと制限があり、それをiPadで補っていた。
しかし今の会社ではPC環境はかなり充実しており、iPadを使う必要がなくなった。
さらに、電車通勤ではなくなったために、使用する時間も極端に減ってしまった。
お座敷ブラウザ、TwitterFacebookとしてだけならば、iPadである必要はない。
またAndroidタブレットの将来も見てみたくなり、Honeycomb + nVIDIA TegraAcer Iconia A500を購入したため、タブレットが2枚になってしまった。
ということで、iPadとは(しばらく)お別れすることとした。


結局iPadとはどんなものなのだろうか?
iPadはまさに今、キャズム越えをしている製品である。
キャズム越えができる製品とは、製品イノベーションに成功した製品である。
製品イノベーションに成功するためには、アーリーマジョリティーが困っている「何か痒いところに手が届くもの」が必要である。
「大きな画面に、タッチ入力」というデバイスは過去にもいろいろあったのだが、アーリーアダプタにさえ受け入れられなかった。
しかも、iPadでは今までのデバイスに比べると、入力の精度が犠牲になっている。
"それ"は、電池の心配をせず、すぐに使えて、つながって、見ることができる、ということなのだろうか。
もしPCでそれらができるようになったら、iPadキャズム越えは失敗に終わるのだろうか。
興味は尽きない。