ノートPC歴その3 VAIO PCG-C2GPS

  • モバイル Pentium II 266MHz
  • RAM 128MB
  • HDD 8.1GB
  • 8.9" ウルトラワイドXGA (1024x480)
  • W248xD153xH24.4mm3
  • 0.96kg

このPCはもともと、反射型液晶の実用性の評価用として購入したものである。
ソニーの自社製特注の液晶であるが、おそらくTFTアレイ工程に起因するものと思われるギザギザの斑が、画面の中央垂直方向に走り、色は淡い・・・TFT液晶の出来としては、...である。
また、反射補助光源のフロントライトの品質が、また...である。
そこに加えてこの"ウルトラワイドXGA"のネーミング、当時はこのような扁平アスペクトはPCG-C1系しか搭載していなかったため、名前の付け様がなかったのだろうが、いまならさしずめウルトラWVGAといったところだろうか?


しかし、素晴らしい時代の到来である。これだけの高性能が1kg弱に実装できるのである。
キーボードのサイズは申し分なし。VC++IDEでは、デバッグ時に高さが物足りないのだが、携帯用の開発環境としては、当時としては十分である。色が淡いだけあって、反射率は十分で、車内や機内の光でも十分に見ることができるため、ついぞフロントライトは使用しなかった。
ようやくとFTTHを導入し、実用的なインターネット環境が整ったのもこのころ。前版のIEEE802.11.aを導入して、ネット生活を満喫していた。とはいっても、未だ時代は静止画中心、いわゆるシリコンオーディオもまだまだマイナーなころである。メールや、文章中心のweb、せいぜいネトラジといったところが、主な用途であった。
約3年間と比較的長く使用してはいたのだが、このころのCPUは着々とムーアの法則に従っていたため、P-Mの到来を待って、引退を頂いた。