亜細亜飯

どうも筆者は食べ物に対する耐性が弱いらしく、欧州や北米に1週間も出ていると、てきめんに亜細亜飯が食いたくなる。何度も来る機会があるので、いろいろと分析した結果、どうも魚介で出汁を取った塩っ気のあるスープが一番効くようである。実際、お持込で一番効くのは味噌汁やカップめんである。今回は個人旅行の部分も含めて、今週で3週目に入るので、もうギブアップ状態である。
また現在いる国は、食材の風味・味を大切にする国らしく、極めて味付けが薄く、ソースなども使わない。主食が芋であることもあり、味が極めて単調である。
「もう限界です」ということで、わずか数日で3回も亜細亜飯となった。


中華料理屋は世界中たいがいどこにでもあるが、この国で多いのはタイ料理である。日本ではあまりタイ飯を頂くことはないのだが、この国では週一くらいでお世話になる。
今日は、トムカーカイ(トムヤムクン - 蝦 + 鶏 + ココナツミルク)とパッタイクン(タイ風甘辛蝦焼きそば)を頂いた。それほど頻繁に行くわけはないのだが(年に10回くらい?)、店のおばちゃんが顔を覚えてくれていたらしく、「よく見るね、どこからきてんだい」と声をかけてくれた。


(追記)あれが亜細亜飯といえるなら、この国で一番多い亜細亜飯はケパブである。仲間うちでは、ケバブライスが「吉牛」と呼ばれている。何度か食べると、そんな気になるから不思議だ。