Physical Computing

Raspberry Piのカーネルドライバ(モジュール)をWSL上でクロスコンパイル

さていよいよ今回のプロジェクトの本題、Raspbery Piをターゲットにしたlinuxのカーネルドライバ(モジュール)の作成だ。 まずは安全牌でRaspbery Piでビルドしてみよう。 そう、私のRaspbery PiのカーネルはWSL上でクロスコンパイルした代物。 どうやら一筋…

Raspberry Piの実行ファイルをWSL上でクロスコンパイル

さて今回も地道に写経だ。前回までカーネルのクロスコンパイルをやったのだが、今回は実行ファイルのビルドだ。 これができれば自作のアプリやドライバなどをクロスコンパイルできるようになる。 今回は定番の"Hello World"をARM 32bit版でクロスコンパイル…

Raspberry PiのLinux カーネルビルド - WSLで32bit版をクロスコンパイル編

さーて次はWSLでクロスコンパイルだ。 前回はSurface Pro7+にUbuntuをインストールして環境を構築したのだが、筆者の場合にはデスクトップ環境があり、そいつの方がはるかにCPUパワーもある。 こいつをUbuntuとデュアルブートにする手もあるのだが、ディスク…

Raspberry PiのLinux カーネルビルド - Ubuntuで64bit版をクロスコンパイル編

さて次はRaspberry Piのカーネルのビルドだ。 基本的なステップは ビルド環境の作成 ソースコードのクローン ビルド 既存のイメージのカーネル、カーネルモジュールを上書き Raspberry Piは生態系がよく整備されているので、全てのことはこちらに書かれてい…

Raspberry Piいろいろ設定

Raspberry PiのOSのイメージング ここから、筆者は母艦がWindowsなのでWindows版をダウソして使用。 www.raspberrypi.com OSは32bit、ストレージはSDカードを母艦に挿しておけば勝手に認識される。 デフォルトユーザだけは設定しておくと吉(piとかいうadmin…

EZ-USB - Keil uVison5

久々にEZ-USBの話題。 昨年夏に仕事で8051のファームウェアを書いていた。 その際に使っていたのがuVision5 IDE。 あれ?聞いたことあんでね? ということで調べてみたら、ARMがKeilを2005年に買収していたのだ。 EZ-USBを含む8051の開発の開発なんてEZ-USB …

EZ-USBでUSB HID

再びEZ-USB、目標のUSB HIDだ(再び既視感・・・)DingDong EZ-USB FX2LP CY7C68013A USBコアボード13A-56 EZ-USB FX2LP USB開発モジュールロジックアナライザEEPROM出版社/メーカー: CY7C68013A-Moduleメディア: この商品を含むブログを見るまず例題にあるサ…

EZ-USB FX2LPでLチカ

DingDong EZ-USB FX2LP CY7C68013A USBコアボード13A-56 EZ-USB FX2LP USB開発モジュールロジックアナライザEEPROM出版社/メーカー: CY7C68013A-Moduleメディア: この商品を含むブログを見る引き続きEZ-USB FX2LP。 早速ウゴウゴルーガ。 まずは定番のLチカ…

EZ-USB FX2LPの開発環境を構築する

さて先日までPIC32の開発をしていたのだが、今さらPIC32では用に足りないことが分かった。 今回はHSのUSBターゲットが必要で、PIC32はFSまでしか対応していないのだ、orz。 ということで仕切り直して、EZ-USBに切り替えた。 筆者は過去にFX2を使ってUSBター…

PIC32でUSB HID

再びPIC32、目標のUSB HIDだ。Microchip PIC32 Starter Kit DM320001出版社/メーカー: Microchipメディア: この商品を含むブログを見るまず例題にあるサンプルにある"hid_basic"を試してみる。 サンプルプロジェクトを開く MPLAB X IDEを起動 "File" -> "Ope…

PIC32でLチカ

引き続きPIC32。 早速ウゴウゴルーガ。 まずは定番のLチカだ。 プロジェクトを作成 MPLAB X IDEを起動 "File" -> "New Project..."を選択 "Categories"は"Microchip Embedded"、"Project"は"32-bit MPLAB Harmony Project"を選択して"Next"を押す "Harmony P…

PIC32の開発環境を構築する

ちょいと頼まれで、USB HIDデバイスを開発することになった。 以前にCypressのEZ-USBを使ったことがあるので、それを軸に考えていたのだが、世の中ではPICをお使いの方のほうが圧倒的に多いようだ。 そこで、バックアップとしてEZ-USBを注文した上で、今回は…

Minnowboard MAXとWindows For IoTでLチカ

さて冬休みに入ってようやく少し時間ができたので、一歩前へ進もう。 今日はHW界のHello World、Lチカだ。 基本的にはこれに沿って進めていけばよい。 必要なものは、 ホストPC OS: Windows 10 SDK: Visual Studio 15 (筆者はProfessional) Minnowboard MAX…

Minnowboard MAXでWindows For IoTを走らせる

さてボードが起きたら次はOSだ。 Minnowboard MAXではLinuxやAndroidなどいろいろなOSを走らせることができるが、売りはWindows For IoT対応だろう。 なにせ対応しているボードが3種類しかない。 やり方はこちらにあるとおりだ。 FWの更新 Windows For IoTは…

Minnowboard MAX事始め

また新しいフィジカルコンピューティングプラットフォーム。 Minnowboard MAXとは、インテルAtom搭載でRasberry Piの対抗となるプラットフォームだ。 22nmのAtom、いわゆるSilvermontのデュアルコアで、かなりパワフルだ(ろう)。 これがRasberry Piと並んで…

Edison来ました

どうもGalileoの挙動がごにょごにょなので、Edisonも入手して試してみることにした。 上の実験と一緒だったので、"Lチカ"のあとにすぐにキャラクター液晶まで付けてしまった。 回路図とスケッチはここにあるArduinoの資産そのままでいけた。 Edison用のArdui…

キャラクター液晶をつけて遊ぶ

さすがに"Lチカ"だけでは残念、というか何が出来て何がよいかが分からないWindows For IoT。 WindowsというからにはUIは重要だ。 手始めにこちらでやった資産を流用して、まずはキャラクター液晶を付けてみた。 回路図はArduinoと全く同じでいけた。 あとは…

Windows For IoT事始め

さて、GalileoといえばIntel、IntelといえばMSFT、MSFTといえばWindowsである。 ということで、Windows For IoTを初めてみることにした。 手順としては、 ホストPCのVS2013にWindows Developer Program For IoTを追加 PCホストでtelnetを使用できるようにす…

Galileo事始め

ついにGalileoに着手だ。 まずツールだが、https://communities.intel.com/docs/DOC-22226から最新のものをダウンロードする。 筆者の環境はGalileoがGen 2、そのFWが1.0.2、ホストPCがWindows 7もしくは8.1の64bit版で、Software package release version 1…